ジャズとは

 現在のジャズ(JAZZ)は、ビーバップ以降のモダンジャズの流れの中にあるので、曲の形式や分類ではなく、 題材にする曲のコード進行を基に即興演奏をするという表現方法のことを指しているとも言えます。ジャズへの第一歩は、市販の楽譜(つまり、誰かが書いたアレンジ)から抜け出してみることだと思います。
 一音一音書いてあるアレンジされた楽譜ではなく、メロディとコードだけが書かれた楽譜で自由に弾けるようになり、メロディを変えたり、 コードを変えたりというふうに発展していきます。つまり、アレンジされた楽譜を見ながら弾くのではなく、自分でアレンジして、そしてそれを即興で演奏すること ・・・それがジャズなのです。
 JAZZでは、延々と長い演奏もありますが、それは長い曲という訳ではありません。題材にする曲を何コーラスも繰り返して演奏しているだけなのです。

 基本パターンとしては、
@原曲のメロディーを1回(ワンコーラス)みんなで演奏する。
Aその後は、各楽器のメンバーが何コーラスずつか、順番に、原曲のコード進行にあわせて即興演奏アドリブとかインプロビゼーションという。)をする。
(ドラムのアドリブは、フォーバース(4BarsChange、8小節ならエイトバースといいます。)といって、4小節ずつ他のメンバーと交互に演奏することが多い。)
B最後に、原曲のメロディーを演奏して終わる。 といった感じです。

 クラシックの場合は、ベートーベンやショパンといった作曲家が一音一音書き残した譜面を忠実に再現し、 その中で強弱やニュアンス等で演奏家の表現、解釈を出していくわけですが、 ジャズの場合は、映画音楽やミュージカル音楽、ジャズミュージシャンが書いた曲など (このようにみんながよく演奏する曲をスタンダードと言ったりします。)を題材にして、テーマをアレンジして、即興演奏をするのです。 歌謡曲、童謡、自分のオリジナル曲でも、何でもいいのです。
 このようにJAZZでは、一音一音が決まっていないので、同じ題名の曲でも全く同じ演奏は存在しません。 「ジャズに名曲なし、名演あるのみ」と言われるのは、そのためです。

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