ジャズピアノ練習法の最初にレフトハンドヴォイシングを取り上げましたが、これはピアノトリオなど、ベースも含むバンドが一般的になっているからです。ベースがルートの音などコード感のあるラインを演奏してピアノはルート以外の3、5、7度の音や9、11、13度といったテンションを演奏してハーモニーを作ります。

ジャズピアノの初期は、ラグタイムやストライド(ブン・チャ・ブン・チャみたいな)の影響が残っていて、ルートの音もピアノが弾いていました。モダンジャズの時代への移行期(ビーバップと言われるスタイルの始まり)の代表的なピアニスト、バドパウエルの頃までは、ルート・3度、ルート・7度のようなヴォイシングが主流でした。

これをシェルヴォイシングと言ったり,ジャズピアノのおすすめの本・楽譜のページで紹介した「マークレヴィン ザジャズピアノブック」では,「Bud Powell ヴォイシング」という呼び方で説明されています。

ピアノのソロ演奏やベースのいない編成で演奏するときは、ピアノがルートの音を弾くことによってコード感がはっきりします。