おすすめジャズ ロバートラカトシュ But Not For Me

Robert Lakatos 「But Not For Me」
洗練されたモダンジャズといった感じのピアノトリオ作品です。

1曲目はビートルズナンバーから。軽やかに始まります。
2曲目,ジャズのスタンダードですが,アドリブに入ってからのコード進行が,あれっ何だこれ・・・(笑)
コルトレーンチェンジというコードに置き換えて演奏しています。楽々と寛いだ雰囲気でこういうアレンジをするなんて。
コルトレーンチェンジとは,サックス奏者のジョンコルトレーンが考えた長3度で移行するコード進行です。
元々が
|F7   |B♭7 |E♭  |E♭ |
のところを
|E♭ F#7|B D7|G B♭7|E♭ |
としています。
E♭→B→G→E♭と長3度で降りてくるものです。

6曲目にはディジーガレスピーのWoody’N You,9曲目にはセロニアスモンクの’Round Midnight,10曲目にはチャーリーパーカーのConfirmationと,選曲を見るとやはりビーバップへの思いが深いのだと感じます。

Robert Lakatos (p), Christian Lakatos (b), Dre Pallemaerts (dr)

1. Here, There And Everywhere
2. But Not For Me
3. Szakcissimo
4. Bolivia
5. Young And Foolish
6. Woody ‘N You
7. Half Prince
8. L.T. (For Klaus)
9. ‘Round Midnight
10. Confirmation
11. Con Alma
12. Giggin’