音階(スケール)の基本

ダイアトニックスケールのページでは、キーがCの場合を書きましたが、Cも含め、12のキーについて、半音ずつ移調しながら示します。

ピアノ初心者の方にも参考になるように♯(シャープ)や♭(フラット)がある場合、何調になるかの覚え方も解説します。

1.キーC(ハ長調)

♯も♭もないのがハ長調です。

Cダイアトニックスケール
Cダイアトニックスケール

2.キーD♭(変ニ長調)

♭(フラット)の付く位置、順番は決まっていて、「シ」「ミ」「ラ」「レ」と続きます。一番簡単なのは、フラット1個のヘ長調(下の6.に出てきます。)ですが、半音ずつずらしていっているので、ここでは、変ニ長調を説明します。

♭が5個もありますが、最後(5個目)のフラットは「ソ」についています。最後のフラットの位置が「ドレミファソラシド」の「ファ」になります。

最後の「フラット」の位置が「ファ」となるので、レの♭から始まる「ドレミファソラシド」となります。(私は「ファ」ラットと覚えました。)

全全半全全全半の間隔の構造である「ドレミファソラシド」が平行移動して、調が変わります。

移調した主音での「ドレミファソラシド」という考え方は、「移動ド」と呼ばれたりします。

D♭ダイアトニックスケール
D♭ダイアトニックスケール

3.キーD(ニ長調)

♯(シャープ)の付く位置、順番も決まっていて、「ファ」「ド」「ソ」「レ」と続きます。

下の例では、最後の#(シャープ)はドに付いています。シャープの場合は最後のシャープの位置が「シ」になりますので、レから始まるドレミファソラシドとなります。(私は「シ」ャープと覚えました。)

Dダイアトニックスケール
Dダイアトニックスケール

4.キーE♭

最後のフラットは「ラ」なので、移動ドでは、ここが「ファ」になりますので、ミ♭(ここではフラットが付きます。)から始まるドレミファソラシドとなります。

E♭ダイアトニックスケール
E♭ダイアトニックスケール

5.キーE

最後のシャープが「レ」で、移動ドでは、ここが「シ」ですから、「ミ」から始まるドレミファソラシドとなります。

Eダイアトニックスケール
Eダイアトニックスケール

6.キーF

Fダイアトニックスケール
Fダイアトニックスケール

7.キーG♭

G♭ダイアトニックスケール
G♭ダイアトニックスケール

8.キーG

Gダイアトニックスケール
Gダイアトニックスケール

9.キーA♭

A♭ダイアトニックスケール
A♭ダイアトニックスケール

10.キーA

Aダイアトニックスケール
Aダイアトニックスケール

11.キーB♭

B♭ダイアトニックスケール
B♭ダイアトニックスケール

12.キーB

Bダイアトニックスケール
Bダイアトニックスケール