レフトハンドヴォイシング(マイナー)

ジャズピアノ練習法の記事でレフトハンドヴォイシングのことを書きました。

ジャズピアノ練習法
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ここでは、マイナーのツーファイブのレフトハンドヴォイシングについて説明します。

マイナーコードの場合,一般的には,Ⅱm♭5(フラットファイブ)→Ⅴ7alt(オルタード)→Ⅰm6(マイナーシックス)となります。弾き方例を下の譜面に示します。

メジャーコードでは,Ⅱmは下から3・5・7・9(または7・9・3・13),Ⅴ7は,7・9・3・13 (または3・13・7・9),ⅠΔは 3・5・7・9(または7・9・3・5)でしたが,マイナーコードでは,5が♭5に,9が♭9や#9に,13が♭13に変化します。

例えば,最初のDm♭5は,ラ(5)を♭ラ(♭5)にして,9はそのままミとする弾き方もありますが,ここではあまり9thのテンションを強調せず,ミをレ(1)にしています。そしてG7altでは,Dm♭5の♭ラ(♭5)が,そのままG7の♭9となり,G7はファ・♭ラ・シ・♭ミとなります。ここで♭9を#9にして,ファ・♭シ・シ・♭ミ,とすることもできます。

そして,♭シと♭ラは,G7altを印象付ける音になります。


メジャーキーのページの最後にも書きましたが,メジャーでもメロディーやフレーズによってこのツーファイブを使うこともありますし,Ⅱm7は♭5にせずⅤ7をオルタードにしたり,ディミニッシュ(♭9・♮13(例えばG7ではファ・♭ラ・シ・ミ))にすることもあります。

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