ビルエヴァンスのフレーズコピー

教則本にアドリブ例が書いてあったりしますが、なかなかこれカッコいいな~というのは見つからないと思います。やっぱり好きなピアニストのレコードを聴いて「こんな風に弾きたい!」っていう曲やフレーズを見つけて、真似(コピー、耳コピー、トランスクライブとも言います)をするのが一番です。もちろん名盤と呼ばれる演奏は採譜したコピー譜面も売ってますので、それで練習できますけどね。

ジャズを始めたころに買った Bill Evans (ビルエヴァンス)のビデオがあるんですが、内容は演奏ではなくて、ビルエヴァンスのお兄さん、ハリーエヴァンスとジャズについて語るというものです。

この中にエヴァンスがスターアイズという曲を弾いてお兄さんが解説するシーンがあります。メロディをシングルトーンで弾くことから始め、ハーモニーをつけて弾いて変化をつけていくっていう説明です。

その後に、テーマ、アドリブ、後テーマと、通しでソロ演奏するところがあるんですが、このスターアイズ、メロディアスなフレーズやコード(ドロップ2ndの響きがいい!)がカッコよくて弾いてみたいなーと思っていました。当時はコピーなんかできるわけもなく、あきらめていました。

最近、YouTubeでこのビデオを見かけて、アドリブのフレーズを採譜してみました。

当時は聴き取れなかったものが聴きとれるようになったというのもありますが、それより、今は、速度を落としたりキーを変えたりできるアプリがあるというのが大きいですね。僕は「AnyTune」というアプリを使っています。

間違いもあるでしょうし、手書きで読みにくいですが、、、参考までに。

左手はルートと3度、ルートと7度などで押さえながら、練習していますが、なるほど~、というフレーズの連続です。E♭ですが、ほかのキーでも練習してみたいと思います。

2コーラス目のアドリブから(10:06~)

2022.1.22追記 次の記事で譜面を追加しました。

ビルエヴァンスアドリブフレーズ
ビル・エヴァンスがジャズの解説のために演奏している、スターアイズの短いソロ演奏を耳コピして譜面にしました。分散和音やアプローチノートなど、アドリブの教科書のようなフレーズで、キーを変えて練習できるように12キーの譜面にしてみました。